まちょめる速報

    意味怖

    1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/16(土) 00:23:29.00 ID:S0YkFNKw0.net
    大学で日本の風俗を研究している私は、休みを利用して、東北の海沿いの道路を歩いていた。
    道路から階段が伸びていて、下には岩場がある。
    ふと下りてみたそこには1人の少女がいた。

    少女は岩場を、何かを探すように歩いていた。
    「何か探しているのですか」私は声を掛けた。
    「貝を」少女は言った。

    「幸せの丸い貝を探しています」
    貝とはまた奇妙だ。

    それは希少で高級な貝なのかと問えば違うという。
    食用かと問えば、食べる人もいるが、と言う。となると、恐らく貝殻が必要なのだろう。
    「祭で必要なのです」と少女は言う。「幸せの丸い貝が無いと、祭が台無しになってしまう」
    その話に興味を持った私は祭のことを少女に問うたが、少女はよくわからないという。

    親類が詳しいというので、頼み込んで家まで案内してもらった。
    少女の家はまさに祭りの前日といった様子で、着くなりたくさんのご馳走で歓迎された。
    酒が入っていたからだろう。ろくに質問もせぬうちに私は眠ってしまった。

    目を覚ますと、もう祭りは始まっていた。少女はいない。私は一番近くにいた人に話し掛ける。
    「幸せの丸い貝は見つかったのですか」
    「ああ、もうここにあるよ」
    やがて祭りは佳境に入り、私は幸せの丸い貝がどんなものなのか理解した。
    ああ、それにしても奇妙な風習じゃないか。
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